<75> 老犬になっても（地味に）楽しい落ち葉散歩
こんにちは。ご訪問ありがとうございます。またまた間があいてしまいました。間があくと心配されるお年頃ですが、マインは元気にしています。
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というわけで最近の様子です（↓）
初冬。このころにマインが楽しみにしていることがある。それは落葉の中を歩くこと。
マインはまだ散歩をするけれど、さすがに歩くスピードや距離はかなり落ちている。
だから今年はどうかな、落葉の中に下ろしたら固まってしまいそうだなと思ったのだけれど、いざやってみると歩き出した。
シャカ、シャカ、シャカ。
若いころのようにはしゃぐわけではないけれど、アスファルトの道路を歩く時より楽しんでいるらしいことが、リードを通して伝わってくる。
シャカ、シャカ、シャカ。
今年は春からてんかん発作を起こしたり、認知症の症状が進んで徘徊が増えたりと、老化の坂道の勾配がにわかに急になった気がした年だった。
てんかんについては、5月に続けて発作が起きたことからコンセーブを飲み始め、その後、9月にまた起きて、薬の量が増えた。それで落ち着いているかなと思っていたが、じつは12月になってまた起きた。<この話はまたあらためて＞
シャカ、シャカ、シャカ。
「いくつですか？」
こうして散歩をしていると時々声をかけられる。
「18歳です」
そう言うと必ず驚かれ、たいていは感心され、褒めてもらえたり、時には崇めて（？）もらえたりもする。
去年は、そんな時、
「年が明けたら18なんです」
と、おそらく得意げに、付け加えたものだった。
マインの誕生日は2月、それも末なので、「年が明けたら」は気が早すぎなのだが、去年はそれだけ18の誕生日が楽しみだった。
振り返れば去年のいまごろのマインはまだ全力疾走ができたほどだった。私はマインが不老不死かのように思っていたのかもしれない。
でも、今年は
「年が明けたら19なんです」
とはなんとなく言えない。
……。
…………。
………………。
シャカッシャカッシャカッシャカッ！！！
マインの足取りが早くなった。
まだ、たぶん、きっと、大丈夫。
ねえねえ、まちゃん……。
うわあ！！！ ごめんごめん（先のことより、いま助けなきゃ）！！！
お読みいただき、ありがとうございました。
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