<76> 新年のごあいさつ
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
昨年はマインを応援していただき、ほんとうにありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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……という挨拶くらいはするものの、クリスマスでもお正月でも何も変わらないマインと飼い主の生活。
この冬は暖かい日が多いのが何よりもありがたい。
マインは日々、落ち葉散歩を満喫している。
それでも、お正月気分もあってか、声をかけてくださる方はいつもより多い。
「がんばってるわね」
「えらいわあ」
あたたかい言葉ばかりなのがうれしい。
ね、まちゃん、よかったね。みんな、やさしいね。
うわあ、うもれてる (◎_◎;)！！
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話は変わるのですが……
新年を迎えて3日目になるきのうの夜、マインは様子がおかしかった。
ふだんは夕ごはんを７時ごろに食べたら、11時くらいまではよく寝る（それから１時間くらい「自主トレ」と呼んでいる徘徊）。
ところがきのうは夕ごはん後、いつまでたっても寝なくて、うろうろ歩き回っている。
しかも昼間は長い散歩をしていたのだ。マインも調子がよさそうだったので、落ち葉のある公園に行ってから、神社に寄ってちょっと初詣っぽいこともした。
そうこうしているうちに、抱っこ半分とはいえ、２時間は外にいた。
そうなると普通は疲れているはずで、いつもよりよく寝るかもしれないとまで思っていた。
ところが寝ない。ひたすら動きたがる。
とはいえ、実際に足は疲れているので、ひどくもつれる。もつれて、たおれて、うまく起き上がれなくなってはぴいぴい鳴く。抱き上げると、また下ろせ下ろせとぴいぴい。
どこか朦朧としているのか、壁の曲面に沿って歩けず、真正面からぶつかって、またぴいぴい。抱き上げるとまたぴいぴい。
しまいには自分で気持ち悪くなったのか、夕ごはんに食べたものをもどしてしまった。
そうなってすら、添い寝して寝かしつけようとするとフーフー鼻を鳴らし、それでも抱きかかえていると「ワン！」
そんなこんなで抱き上げたり、下ろしたり、おしりを支えたりするのをひたすら繰り返して、いつのまにか夜中の1時を過ぎた。
ちょっと動きが鈍くなったのを見て、かぼちゃスープでもあたためて飲ませようとキッチンに行っていた間に、マインは寝息を立てていた。
きょうの朝、わたしはいつものように、マインのごはんを作りながら、タブレットで毎日楽しみにしているいくつかのブログをのぞかせてもらっていた。
えっ？
びっくりして、思わず声が出た。
同じダックス18歳組のキャス君が犬生卒業……？
ママさんが朝方書いていらっしゃったブログによると、きのうの夕方はまだ吠える元気があったとのこと。夜9時くらいからママさんが添い寝して、12時くらいにやっと落ち着いた。そして1時すぎ、ふと気がついた時は、体はあたたかいのに息をしていなかった……。
半年くらい前に肝臓が良くないと診断されてからも穏やかに過ごしていたので、この調子なら、波はあってもきっとまだ一緒にいられると思っていたのに。
ブログの中でしか会ったことはないけれど、うちでは（つまり、マインとわたしの間では）キャス君の話をよくしていた。
「キャス君、今日から18歳組さんだよ」
「キャス君、お好み焼きが好きなんだって。まちゃんも今度食べてみようね」
だから、きっと、きのうはマインも何か感じていたのだろう。
キャス君、またね。次は、ほんとうに会おうね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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