<68> 初体験!シッターさんとのおるすばん
マインは子どものころから長時間のおるすばんでもひとりでがんばる(あいかわらずの親バカだけれど、ほんとうに手のかからないコだった)。
でも最近は、私が帰った時には、トイレシーツがぐちゃぐちゃになっていて、「う」が散らばっていたり、ベッドに「ちー」をしていたり、その上で寝ていたりする。
若いうちなら、そんなことがあっても「あらまあ」ですんだかもしれないけれど、なんといっても18歳、そのわりには元気とはいえ、目も耳も悪く、ちょっと頭もぼんやりしてきているおばあちゃんのこと。
そばにいれば、目が覚めたらトイレに連れていったり、落ち着かない様子なら抱っこしてやったりしているわけなので、そういう手が一切なく、ひとりでうろうろしているかと思うと、なんとも切ない。
ごはんも置いておいたら自分で食べているが、普段のように温かくはしてやれない。
危険なものはないようにしているが、想定外のことも起こりうる。
そんなことでここのところ、少なくともおるすばんが長くなる時は、マインも私もできるだけ安心して過ごせるように、見ていてくれる人がいればいいなと思うようになっていた。
折しも先日、どうしても長時間、家をあけなければならない仕事が入った。
多分いい機会だろうと、ここでシッターサービスを試してみることにした。
では誰に、というところで一番に頭に浮かんだのは、以前からサイトやブログを見て、良い印象を持っていたドッグシッターさんだった。経験も資格もお持ちで、ご実家には介護が必要な高齢犬がいる。
とにかく一度お会いしてみようと、無料カウンセリングに来ていただいたら、写真から想像していた通り、しっかりしているけれど、ふわっとやわらかい感じの方だった。
マインは結構気難しいところがあるし、人の好き嫌いははっきりしている。それでも、この方なら大丈夫だろうと思った。やさしい人でもシャキシャキしたタイプはダメなのだ。
というわけでその場でお願いして、当日。
散歩やごはんなど、お願いしたいことを一通りお話して、私は仕事へ。出かける時、マインはぐうぐう寝ていて、それがちょっとさびしかったが、まあ仕方ない。
その後は、こまめに途中報告をメールで送ってくださった。添付されていた写真や動画には、マインが普段通りにいつもの公園を歩いていたり、ごはんを食べていたりする様子が写っていた。
きっと上手に扱ってくださったのだろう。マインも緊張しているようには見えない。私も安心して仕事に集中できた。出先で「どうしているかな」と気にしないですむのは、精神的にこれほど楽なものなのだと知った。
良いシッターさんに出会えてよかった。今回は初めてだったので、とにかく普段通りにと、いつもやっていることを細かく伝えたけれど、マッサージやお手入れ、トレーニングなどもしていただけるようなので、マインが喜ぶようなことも徐々にお願いしたい。
思い出したのは、祖父が認知症だった晩年のことだ。自宅に来てくださっていた最後の看護士さんを祖父はとても気に入っていて、誰とは認識していないのだけれど、その方がケアをしてくださると、とても気持ちよさそうだった。その方が祖父の手を取ると、とたんに表情が柔らかくなった。
シッターさんをお願いすることで、安心安全に加えて、マインにそういう喜びがあればどれほどいいだろう。普段とは違う、特別なことが時々でもアクセント的にあれば、マインの高齢犬生活はもっと楽しいものになると思うのだ。望みすぎだろうか。
ねえねえ、まちゃん、このあいだのシッターさんはどうだったー???
よかった、よかった。また、来てもらおうね!!!
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というわけで、今回お世話になったドッグシッターさん、dog nanny さんのサイトとブログはこちらです!
お読みいただき、ありがとうございました。
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