老犬とポラロイド

いつまでも続いてほしい、でも決して長くはない、老いゆく愛犬との大切な日々。

<61> お留守番に安心な仕切りを自作(安くて簡単♪)

 マインは最近、狭いところに頭を突っ込んだら出てこられなくなった。

 そこで隙間には物を置いたり、クッションを詰めたりしていたのだが、マインはとても根性があって粘り強く、何かを始めたら最後までやり遂げる性格なので、そういったものをさらにぐいぐい押し込んでしまう。

 そばにいれば、おしりの両側に手を添えて後ろに引っ張る。トテテテテという感じで出てくるのは、なんだかとてもかわいい。老犬になると動作がどこか赤ちゃんっぽくなる。

 だが、そうとばかり言っていられないと知ったのは、ある日、近所に買い物に行った時のこと。その前に散歩も十分にして寝ていたので大丈夫だろうと、何も対策をせずに出かけたら、帰った時にはちょっとした隙間にはまっていた。めったに鳴かないマインがクゥクゥと困った声を出していた。

 これはまずい……!

 短時間だったのでまだよかったが、長い留守番になったら何が起こるかわからない。私の場合、基本的には家が仕事場だが、まったく出ないでいいわけではない。

 とは言っても、これまで家の中はどこでもフリーだったマインにケージはありえない。

 そこで、仕切りを作ってマインの部屋——できるだけ広くて、はまるところのないスペース——を設けることにした。

 作ったといっても、プラスチックダンボール(いわゆる「プラダン」)をガムテープでつなげただけ。所要時間は約10分。

 プラダンはネットで購入した。今回私が買ったのは91cm x 45cm で、厚みは0.4cm。値段は10枚入りで1000円ちょっとだった。4枚使ったので材料費は約400円。

 ガムテープをぐるっと巻いてつなげる時には、1cmくらいの隙間を開けて、折りたためるようにしておく。

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ベッドもトイレも小型犬のわりには広いような……(^◇^;)

 仕切られるのは本犬的には不本意かもしれないが、小型犬にしてはまあまあ広い(と思う)。ちょっと長い留守番でもそれほどストレスにはならない(と思う)。

 つないであるところの角度を変えれば、形も変えられる。私がキッチンに長時間いる時は、キッチンへの出口を作っておくなどもできる。

 使わない時はたためばいいだけなので、それこそ、家具の隙間とかにすっと入れておける。

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プラダンって便利♪ (小さい毛布がこんもりしているのはマインです)

 プラダンは軽いし、安いし、丈夫、それにハサミやカッターで簡単に切れるので、何かと使えそうだ。今回余った分は窓の内側に立てかけている。それだけで冷気を防ぐらしい。

 ちなみにサイズや色はいろいろある。マインは高さ45cmで十分だけれど、大きいコにはもっと高さがあった方がいいだろうし、マイン用としても、今回は90cmをそのまま横に使ったが、さらに切ってつなげれば、いわゆるサークルもできそうだ。

 とにかくこれで長い留守番をさせても、気になることが一つは減った。一応、外側にイスなどを置いておいて、マインがぐいぐい押しても動かないようにしておく。

 だが、実は一番楽しかったのは、自分も一緒に入って過ごすこと。子どもの頃、段ボールで作った「隠れ家」の中で、仲のいい友達とクスクス笑いあったことを思い出す。夜、この中でマインと並んで寝るのが、私はとても気に入っている。

 

 ね、ね、まちゃんも気に入ってくれたかなー?

 

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やっぱり広いところがいいけどねー。風が強くても平気よ♪

 そ、そうだね……。でも、お留守番の時はお部屋でのんびりしていてね!

 


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