老犬とポラロイド

いつまでも続いてほしい、でも決して長くはない、老いゆく愛犬との大切な日々。

<40> 落葉散歩は安定のホフク前進

 1月にしては暖かかった昨日、マインと一緒に少し離れた大きな公園に出かけた。

 大きな公園といっても「お出かけスポット」とか「公園ランキング」とかに出てくるような公園ではなく、地元の人しか利用しない(しかも地元の人にとっては、ただの通り道だったりする)ので、のんびり散歩ができる。

 大きな木がたくさんあって、秋から冬は落ち葉でいっぱいになる。この季節になると、私はマインをそこで歩かせたくなる。

 マインは子どもの頃から落ち葉の上をシャカシャカ歩くのが大好きだった。ズボッと落ち葉の山にはまってあせって出てきた時の顔に大笑いしたこともある。もちろん今はそんなにはしゃぎはしないけれど、もそもそと安定の匍匐前進を見せてくれる。

 体を触られるのを嫌がるようになって、ブラッシングもトリミングもあまりできないので、もしゃもしゃの毛に葉っぱがいっぱいつくのはちょっとどうかと思うが、もうその程度のことは気にしないことにしている。数日間はブランケットに落ち葉のかけらがポロポロ落ちていたりする。

 最近、面白いのは、落ち葉の上を歩かせてから後のことだ。いざ、帰る段になって、舗装された道に差しかかると、やたら張り切る。帰り道だからうれしいのかもしれないが、落ち葉の上を歩いた後の張り切り方は格別なので、土とか落ち葉とかで何か普段とは違う刺激を受けるのかもしれない。何だか、帰り道のために、落ち葉散歩をさせているような感じになっている。

 まあ、どこかで何かが楽しいならそれでいい。また来ようね、まちゃん。

  

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もそもそ〜。

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なぜか張り切る帰り道。

 

 

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