読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

老犬とポラロイド

いつまでも続いてほしい、でも決して長くはない、老いゆく愛犬との大切な日々。

<18> 悩みの種の歯周病、ふたたび快方に!

f:id:bassotto:20170331114309j:plain

 2月に入ってから再びひどくなった歯周病がなんとかまた良くなってきた。

 以前効果のあった口内ケアも嫌がるようになったので、2週間に1回、往診で鍼灸をしてもらっているH先生に抗生剤を処方してもらった。

 歯周病に焦点を絞った抗菌剤「ビルデンタマイシン」はやはり効果があり、膿が徐々に少なくなって、マイン自身もかなりラクそうになってきた。

 H先生は東洋医学を中心に治療をしてくれるが、必要であればこういった抗生剤も考えてくれるのでとてもありがたい。

 それでもずっと抗生剤頼りというわけにはいかないので、14日間の服用期間が終わる頃からは、マコモ液による口内ケアを少しずつ再開した。

 今回の歯周病の悪化は明らかに左側のケアができていなかったことが原因なので、あらためて左側を意識してやるようにした。

 抱く向きを変えられない私が今回の膿の出どころだった左側の歯に触れるためには、どうしても顎と腕で押さえつけて、口の中に手を入れざるをえない。

 マインは激しく抵抗する。でも昨年、嫌がるからといって歯磨きを諦めた結果、どんどん元気がなくなって、もしかしてこのまま……という不安にかられたことを思い出すと、1日5分、いや3分、なんとか我慢してほしい。

 毎日やることにしたのも試行錯誤の末だった。3日に1度、あるいは2日に1度では、途中で調子が悪くなる。

 そんなこんなで様子を見ながら、「ストレスになっても口内ケアをすること」と「調子を全体的に維持すること」のバランスを取って、当面は「毎日するけれど、できるだけ短時間ですませる」に落ち着いたのだった。

 やるのは朝ごはんの後。もちろんその後はマッサージをしたり、棒灸をしたりして、「よく頑張ったね、えらかったね」とほめてやる。あまりにもしょんぼりしているので、伝わっているかどうかは自信がないけれど。

 それでもとにかく、抗生剤が終わってから約1ヶ月がたったところで、生活全体を通して見ると、明らかに「活力」が出てきた。マインの場合はごはんがバロメーター。

 ごはんを出せばすぐに食べ始める。歯の調子が悪い時は、ごはんの時もまず「痛くないかな」と思うのか、すぐには口をつけず、私が指先に乗せて舐めさせ、大丈夫であることを確認してからでなければ食べ始めなかったが、そんなこともしなくなった。

 食欲もなかったのか、チーズなどでかなり風味づけをしなければ最後まで食べなかったが、今では特別なことはしなくてもいい。

 食べている途中でごはんの一部が膿混じりのよだれとともに横から垂れてくることもない。食べた後でなすりつけたり、巻き散らかしたりすることもない。

 とりあえず一安心だろうか。

 まだ気になるのは、ストレス(歯磨きストレス?)による「肝」の失調から来るらしいチックのような症状がまだ出ること。日によって違うが、夜になると特に回数が増える。マインがカクッとするたびにこちらの心臓が縮む気がする。

 イスクラ産業株式会社のホームページによると、「肝」と筋肉には次のような関係があるらしい。  

中医学でいう「筋」は筋肉と骨についている腱、筋膜、じん帯など、関節をサポートする器官のこと。肝は血液循環によって、筋に栄養を送りその機能を保ち、関節の運動を助けています。肝の血が不足し血流の調節機能が低下すると、筋に十分な栄養を送ることができず、運動能力が低下し、さらに、しびれやけいれん、足腰が動かしにくい、といった症状が起こることがあります。

 血を増やすこと(老犬なので血は減るらしい)と血のめぐり(ひいては気のめぐり)をよくすることが一番ということだろう。

 いつも漢方薬を頼んでいる薬局に相談して、肝気を調節して、血を養うという「逍遙散」を足してもらった。

 家でできることとしては、造血効果があるというアサリとカツオをごはんに足した。飼い主も少しおすそわけしてもらう(おいしくて栄養のある季節ものを食べようという気になるのもマインがいてくれるからだ)。

 また、血のめぐり、気のめぐりを良くするというところではやはり運動でストレスを発散させるのが一番とのこと。その点では出かけやすい季節になってきて、マイン自身、歯の調子が良くなってきたのと連動するように、喜んで散歩に行くようになったので助かる。

 調子が良ければ本犬なりに走る。ぴょんぴょん走る。走れるのがうれしいらしい。こういうシンプルな喜びに時々はっとさせられる。

 脳科学者の中野信子さんが先日、土曜日の朝のラジオの最終回で「生きているだけで幸せの条件は満たされている」と言っていたのが印象的だったのだけれど、マインを見ていると動物としてはこういうことかなと思う。

 とりあえず、チックのように首がカクッとするのはもう少し様子見だろう。一方では歯周病の方も完治は難しい。また調子が悪くなることもあるだろう。あれやこれやをうまく抑えていければいいのだけれど。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。
ランキング参加しています。下のバナーをクリックしていただけるとうれしいです。

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

にほんブログ村 犬ブログ 老犬・高齢犬へ