老犬とポラロイド

いつまでも続いてほしい、でも決して長くはない、老いゆく愛犬との大切な日々。

<37>冬の陽射しで老犬ぽかぽか

いま暮らしている部屋は冬の間、晴れていれば陽射しがたっぷり入る。住み始めた時はマインが老犬になった時のことなんて想像していなかったけれど、そうなってから本当に良かったと思う。体が冷える老犬に太陽の光は強い味方。お灸よりも効果があるらしい。 …

<36> 白内障と冬の散歩時間

人間とまったく同じ理由で、犬も年をとるほど散歩が大事だと思うようになり、マインも嫌がることはないので、せっせと朝夕散歩をしていたが、日が短くなるにしたがって夕方の散歩が難しくなってきた。夕方の散歩としては5時台か6時台がマインにとってもちょ…

<35> 最後の一果 ー 遅まきながらゴーヤの片付け

今年初めてやってみたプランターのゴーヤ栽培。手持ちの長方形のプランターは40センチx 20 センチ x 20センチくらいで、一般的にゴーヤ栽培に推奨されているサイズよりは一回り小さかったが、まあ最初だしと、プランターを買い直すまでのことはせず、近所の…

<34> 秋。肺や喉の乾燥に梨シャリシャリ

マインに鍼灸治療をしてもらっているH先生に聞いた話の受け売りだが、自然界には季節ごとに病気の原因になる6つの要因「六邪」があり、その6つとは風、寒、暑、湿、燥、火。 秋はその中で「燥」、つまり乾燥が強くなるので、肺や喉に注意しなければならない…

<33> 老犬お散歩事情 

マインは16歳7ヶ月の今でも毎日2回、朝と夕方に散歩に行く。もともと散歩は好きで、嫌がる様子もまだないので普通に続けている。 もっとも、散歩の仕方はかつてとはまったく違う。最近の散歩は3つのパートに分かれている。パート1は抱っこ(!)である。そ…

<32> 頑固な老犬とベビー用マットと防水シーツ

マインは子どもの頃から、ペット用のベッドを使っていない。いくつか買ったことはある。でも、どんなにふかふかでもしっくりしないようだった。何度乗せても出てきてしまった。 その代わりに使っていたのは、普通の座布団。私が一度結婚した時に持たせてもら…

<31> 炭水化物として無塩そうめん・うどん

マインは時々、血液検査で腎臓関係の数値が引っかかる。時々、歯周病のせいではない口臭がする時がある。やはり、消化機能は落ちてきているのだろう。16歳6ヶ月。それなりの年だ。 鍼灸治療と食養指導をしてもらっているH先生にも、「腎臓の負担にならないよ…

<30> 新しいカメラで撮ってみた

ずっと気になっていることがあった。それは、マインは毎日、楽しいだろうか、ということ。 「幸せなワンちゃんね」とは、よく言ってもらえる。たしかに、できることはしてやっている。2週間に1回、H先生に鍼灸をお願いし、毎月、その時々の調子に合わせて漢…

<29>さよならポラロイド

ポラロイドが壊れた。これまでにも何度か調子を悪くして、その都度、修理に出してきたが、今度はもう直らない。専門の業者2社に出したけれど、どちらでも「もう基盤がダメ」と言われてしまった。 でも、がっかりしている暇もなく、今度はメインのカメラが故…

<28> 夏のペアごはんはネバネバと苦味野菜

家庭菜園が趣味の父から、モロヘイヤやオクラが届くようになった。 ネバネバした食べ物は苦手だったが、40を過ぎた頃から食べたら身体の調子が良くなるのがわかるようになった。同時に味も好きになった。今から思えば、かつては何が嫌だったのかわからない。…

<27> 山芋にうれしい効果いろいろ?

久しぶりにおなかの調子を崩したのをきっかけに、高齢になってからの消化吸収をサポートする食材はなかったかと考えていて、山芋を思い出した。そこで朝晩、すりおろしたのを大さじ1杯くらい足してみると、なかなかいい感じでうれしい。もちろん、うちの16歳…

<26> 老犬の繊細なおなか事情

梅雨明け前から連日30度越えが続いた7月、この夏は老犬にはとりわけこたえそうだと覚悟した矢先、マインがおなかの調子を崩した。 朝方4時、「ちー」に起きたので、作りおきのスープをやろうとすると(そういうパターンになっていた)、おなかから「きゅるき…

<25> 耳はもう聞こえない

マイン16歳5ヶ月。耳はもう聞こえない。 でも、それがいつからなのか、情けないことに、飼い主の私はよくわかっていない。昨年、15歳を過ぎたところでヘルニアになるまでは、よく聞こえていたはずだ。玄関のチャイムには吠えていたし(家の中では吠えない子…

<24> 16歳2ヶ月、最初の発作から3日後、2回目が起きる

初めての発作から3日後。2回目の発作は夜中だった。その頃、マインは夜中でも時々起きては何か食べたがるようになっていた。「ダメ」というしつけをする年ではないので、量を調整して、その都度お腹の負担にならないものをちょっとだけやるようにしていた。 …

<23> 16歳2ヶ月、初めての発作

16歳と2ヶ月、唾液の誤嚥が原因と思われる咳が治りきらないうちに、マインは初めての発作を起こした。それにしても前年は15歳になって間もなく椎間板ヘルニアになったし、誕生日クライシスというのは犬にもあるのだろうか。 初めての発作が起こったのは昼間…

<22> 咳の原因 ー 歯磨きジャーキーで唾液を誤嚥?

16歳になって2ヶ月がたった頃、マインが久しぶりに調子を悪くした。 最初は咳だった。咳そのものは人間にとっても犬にとっても珍しいものではないが、マインはこれまで咳で悩まされたことはなかった。 原因は私が作ったのだと思う。発端は、毎日の歯磨きがス…

<21> 漢方薬に頼るようになったわけ − ALP14309からの復活

マインに漢方薬を飲ませるようになったのは、12歳で重い肝炎を患った時だった。 最初は早朝のおなかの「きゅるきゅる」だった。1年に2〜3回はそういうことがあったので、「あ、まただな」と病院に連れていった。 ところがいつもは「きゅるきゅる」を抑える注…

<20> 老犬ボコボコ、取りそびれた過誤腫と脂肪腫 

ブログのタイトルにもなっているポラロイドがまた故障した。ほぼ50年前のカメラなのだから仕方ないのだが、しょっちゅう動かなくなる。 そのたびに修理に出してきたのだが、さすがにもう続けられない気がする。もともとメインのカメラではないので、愛する老…

<19> 老犬食う食う、1日6食?!

16歳1ヶ月のマイン。歯の調子が良くなって、身体も気持ちも調子が上がってきたのはとてもうれしいことなのだが、今度はこちらがびっくりするほど食べるようになった。とにかくしょっちゅう食べたがる。 15歳になるまでは、ごはんは朝と夜、ほぼ12時間ごとに…

<18> 悩みの種の歯周病、ふたたび快方に!

2月に入ってから再びひどくなった歯周病がなんとかまた良くなってきた。 以前効果のあった口内ケアも嫌がるようになったので、2週間に1回、往診で鍼灸をしてもらっているH先生に抗生剤を処方してもらった。 歯周病に焦点を絞った抗菌剤「ビルデンタマイシン…

<17> 老犬うろうろ、トイレの失敗

マインは家の中でトイレをする。だが、15歳後半から時々失敗するようになった。失敗するのはもっぱら「ちー」。「う」は場内。 寝起きでぼーっとしている時が一番危ない。大抵は私が仕事をしている横で寝ているので、起きたら「こっちこっち」と誘導してやる…

<16> 愛犬とのふたり暮らし、春の妄想

元テレビキャスターでタレントだった山口美江さんのことを時々思い出す。「元祖バイリンギャル」と言われ、1987年に「しば漬け食べたい」のコマーシャルで一躍脚光を浴びた。その後はバラエティやドラマで幅広く活躍。40代から50代であれば、そのはつらつと…

<15> 老犬うるうる、内から外から水分補給

歯周病対策として、口内ケア以外にしてやれることはないかと考えているうちに思いついたのが「唾液を増やすこと」だった。 人間の歯周病でもそのように聞く。唾液は抗菌作用や粘膜保護および修復作用があるという。口の中の汚れを洗い流す働きもする。 犬に…

<14> 歯周病とのたたかい、ふたたび

歯周病対策が見つかり、口の中が楽になったらしいのをきっかけに、マインの調子は劇的に改善した。散歩でいつも出会う人たちに「犬が変わったのかと思った」と言われたほどだった。 だが、よく聞いていたことがある。老犬は何かが良くなったと思っても、その…

<13> 老犬の夜食、飼い主の晩酌

マインは人間と一緒にごはんを食べるのが大好きだった。 彼がよく来てくれていたころは、食事をしている私たちの足元にしっかりおすわりをして上を向き、何かもらえるのを待っていた。 とにかく「念ずれば通ず」が信念なので、飛びついたり、吠えたりはしな…

<12>自宅で温活!「棒灸」でぽかぽか

「棒灸はおうちでもできますよ」 H先生はそう言って、まさに1本の「棒」を取り出した。 私は、マインが12歳の時、西洋の薬でどうにもならなかった肝炎と膵炎に漢方が劇的な効果を発揮したことから、マインには東洋医学のものが何かといいのではないかと、鍼…

<11> 老犬の「冷え」には腹巻と温灸

マイン、15歳の冬、11月のある日。早朝、お腹がキュルキュル鳴って、透明の胃液を吐いた。 こういうことは子供の頃から年に何回かあった。お腹が減りすぎた時だ。そういう時は、前の晩に食べる量が微妙に少なかったとか、食べる時間が微妙に早かったとか、思…

<10> 毎日を楽しく過ごさせてやりたいのだけれど

マインは年をとってから怒りっぽくなった。もともと神経質なところはあったが、身近にいる人たちには心を許していた。 だが、最近は私にも警戒心を持っているように見える。私にも、ではなく、私に、と言うべきか。 最大の理由はわかっている。歯周病対策の…

<9> 鎮痛剤依存を脱するまで

歯周病対策を見つけてやるまで、マインは本当にしんどかったのだろう。食欲もなかったし、歩いてもフラフラしていたし、狭いところに頭を突っ込んで出られなくなっていたし、トイレもわからなくなっていた。表情もどんより。起こしても起きない。口の中の痛…

<8> 老犬のための手作りごはん

マインには、12歳で重い肝炎と膵炎にかかった時から、私が作ったごはんを食べさせている。いろいろな本やサイトを見ながら工夫するのは楽しくもある。 一番参考にした本は、手作りごはんを推奨していることで有名な獣医師、須﨑泰彦氏の『愛犬のための食べも…