老犬とポラロイド

いつまでも続いてほしい、でも決して長くはない、老いゆく愛犬との大切な日々。

<22> 咳の原因 ー 歯磨きジャーキーで唾液を誤嚥?

16歳になって2ヶ月がたった頃、マインが久しぶりに調子を悪くした。 最初は咳だった。咳そのものは人間にとっても犬にとっても珍しいものではないが、マインはこれまで咳で悩まされたことはなかった。 原因は私が作ったのだと思う。発端は、毎日の歯磨きがス…

<21> 漢方薬に頼るようになったわけ − ALP14309からの復活

マインに漢方薬を飲ませるようになったのは、12歳で重い肝炎を患った時だった。 最初は早朝のおなかの「きゅるきゅる」だった。1年に2〜3回はそういうことがあったので、「あ、まただな」と病院に連れていった。 ところがいつもは「きゅるきゅる」を抑える注…

<20> 老犬ボコボコ、取りそびれた過誤腫と脂肪腫 

ブログのタイトルにもなっているポラロイドがまた故障した。ほぼ50年前のカメラなのだから仕方ないのだが、しょっちゅう動かなくなる。 そのたびに修理に出してきたのだが、さすがにもう続けられない気がする。もともとメインのカメラではないので、愛する老…

<19> 老犬食う食う、1日6食?!

16歳1ヶ月のマイン。歯の調子が良くなって、身体も気持ちも調子が上がってきたのはとてもうれしいことなのだが、今度はこちらがびっくりするほど食べるようになった。とにかくしょっちゅう食べたがる。 15歳になるまでは、ごはんは朝と夜、ほぼ12時間ごとに…

<18> 悩みの種の歯周病、ふたたび快方に!

2月に入ってから再びひどくなった歯周病がなんとかまた良くなってきた。 以前効果のあった口内ケアも嫌がるようになったので、2週間に1回、往診で鍼灸をしてもらっているH先生に抗生剤を処方してもらった。 歯周病に焦点を絞った抗菌剤「ビルデンタマイシン…

<17> 老犬うろうろ、トイレの失敗

マインは家の中でトイレをする。だが、15歳後半から時々失敗するようになった。失敗するのはもっぱら「ちー」。「う」は場内。 寝起きでぼーっとしている時が一番危ない。大抵は私が仕事をしている横で寝ているので、起きたら「こっちこっち」と誘導してやる…

<16> 愛犬とのふたり暮らし、春の妄想

元テレビキャスターでタレントだった山口美江さんのことを時々思い出す。「元祖バイリンギャル」と言われ、1987年に「しば漬け食べたい」のコマーシャルで一躍脚光を浴びた。その後はバラエティやドラマで幅広く活躍。40代から50代であれば、そのはつらつと…

<15> 老犬うるうる、内から外から水分補給

歯周病対策として、口内ケア以外にしてやれることはないかと考えているうちに思いついたのが「唾液を増やすこと」だった。 人間の歯周病でもそのように聞く。唾液は抗菌作用や粘膜保護および修復作用があるという。口の中の汚れを洗い流す働きもする。 犬に…

<14> 歯周病とのたたかい、ふたたび

歯周病対策が見つかり、口の中が楽になったらしいのをきっかけに、マインの調子は劇的に改善した。散歩でいつも出会う人たちに「犬が変わったのかと思った」と言われたほどだった。 だが、よく聞いていたことがある。老犬は何かが良くなったと思っても、その…

<13> 老犬の夜食、飼い主の晩酌

マインは人間と一緒にごはんを食べるのが大好きだった。 彼がよく来てくれていたころは、食事をしている私たちの足元にしっかりおすわりをして上を向き、何かもらえるのを待っていた。 とにかく「念ずれば通ず」が信念なので、飛びついたり、吠えたりはしな…

<12>自宅で温活!「棒灸」でぽかぽか

「棒灸はおうちでもできますよ」 H先生はそう言って、まさに1本の「棒」を取り出した。 私は、マインが12歳の時、西洋の薬でどうにもならなかった肝炎と膵炎に漢方が劇的な効果を発揮したことから、マインには東洋医学のものが何かといいのではないかと、鍼…

<11> 老犬の「冷え」には腹巻と温灸

マイン、15歳の冬、11月のある日。早朝、お腹がキュルキュル鳴って、透明の胃液を吐いた。 こういうことは子供の頃から年に何回かあった。お腹が減りすぎた時だ。そういう時は、前の晩に食べる量が微妙に少なかったとか、食べる時間が微妙に早かったとか、思…

<10> 毎日を楽しく過ごさせてやりたいのだけれど

マインは年をとってから怒りっぽくなった。もともと神経質なところはあったが、身近にいる人たちには心を許していた。 だが、最近は私にも警戒心を持っているように見える。私にも、ではなく、私に、と言うべきか。 最大の理由はわかっている。歯周病対策の…

<9> 鎮痛剤依存を脱するまで

歯周病対策を見つけてやるまで、マインは本当にしんどかったのだろう。食欲もなかったし、歩いてもフラフラしていたし、狭いところに頭を突っ込んで出られなくなっていたし、トイレもわからなくなっていた。表情もどんより。起こしても起きない。口の中の痛…

<8> 老犬のための手作りごはん

マインには、12歳で重い肝炎と膵炎にかかった時から、私が作ったごはんを食べさせている。いろいろな本やサイトを見ながら工夫するのは楽しくもある。 一番参考にした本は、手作りごはんを推奨していることで有名な獣医師、須﨑泰彦氏の『愛犬のための食べも…

<7> 歯周病対策が見つかった!

8月後半。マイン15歳6ヶ月。H先生の初回の診療はカウンセリングと鍼灸治療で約1時間半。往診という形で診療を受けるのは初めてで、マインはまず逃げようとした。家に来てもらうなら、私の友人のように歓迎するかと思ったが、それとは何か違うと思ったのだろ…

<6> 鍼灸を試す

春先からの椎間板ヘルニア、歯周病、そのほか、老化にともなってマインに起きたさまざまな変化は、すべて初めて経験することで、私も次第に疲れてきていた。 特に最近は、毎日夜中、口が気持ち悪くて眠れないマインにヨーグルトや熊笹エキスを溶かした水を与…

<5> これでは「モンスター飼い主」

それからしばらくは、マインの歯周病とそれに付随して起こっているらしい諸症状で、私の頭はいっぱいだった。 犬の歯周病について調べていると、背筋が寒くなるような恐ろしい話ばかりが目につく。鼻腔に穴が開く。歯の深部の炎症が目の下に広がって、頰が膨…

<4> 今度は歯周病

どうやらおもちゃには興味がなくなったらしいマインのために、脳や感覚のトレーニングにもなり、コミュニケーションもとれる楽しい遊びをあれこれ考えて、本犬も乗ってきたのが「そうめんちゅるちゅる」だった。 昼夜が逆転しがちなのを戻すために、昼間に一…

<3> もう「おるすばん」はさせない

マインは「おるすばん」には慣れていた。子どもの頃から、月に一度は一泊から三泊、私が取材や撮影で地方に出かけることがあったからだ。 10歳くらいまでは、かかりつけの先生に預かってもらっていた。特に喜ぶわけではなかったが、諦めていたのか、たいがい…

<2> 昼夜逆転は認知症のサイン?

幸い軽度だったせいで、椎間板ヘルニアはすぐに快方に向かっていったように見えた。3日目には自分のブランケットやシーツを前足で掻き寄せて「巣作り」を始め、こちらをハラハラさせてくれた。 食欲も戻った。3日間は手から食べさせたが、4日目には自分の器…

<1> 15歳で椎間板ヘルニアを発症

愛犬、ダックスフンドのマインは2016年2月に15歳になった。とても元気な15歳で、びゅんびゅん走り、散歩で出会う他の犬の飼い主には驚かれたり、羨ましがられたりして、私も結構いい気になっていた。 食べることも大好きで、キッチンで「ごはん」を用意して…